リレンザやイナビルの違い

温度計と湿度計

インフルエンザの治療薬はノイラミニダーゼ阻害薬の開発に成功したことをきっかけに続々と開発が進められてきました。
その最初の治療薬がリレンザであり、吸入薬として登場したことによってネガティブな結果が得られてしまったことは事実です。
日本では一般的にはあまり吸入薬に馴染みがなかったからであり、それゆえに想定されていたほどの普及がなされませんでした。
しかし、経口薬の登場とその耐性ウイルスの出現といった過程を経て、有効性の高い治療薬としてリレンザは汎用されるようになっています。
同様に吸入薬として登場したイナビルはノイラミニダーゼ阻害薬として作用メカニズムは同じであるものの、投与回数に違いが生まれているのが特徴です。
リレンザは一日二回の使用が必要でしたが、イナビルは一日一回で良いというのがメリットです。
ノイラミニダーゼ阻害薬を用いるインフルエンザ治療においては症状がなくなっても完治するまで使用を続けるということが重要であり、吸引し忘れをしてしまう確率を下げることができるということもイナビルのメリットとして理解されています。
こういった治療薬が登場したことによってインフルエンザは自然治癒を待たなくても治療ができる疾患として認識されるようになりました。
しかし予防も重要な観点であり、インフルエンザウイルスが蔓延しにくい室内環境を作ることが大切です。
温度計や湿度計を準備して暖かで湿潤な部屋をつくることは賢い考え方です。
温度計は暖房器具などにも付属していることが多く、温度計と湿度計はセットになっているものもあります。
そういったものを利用して適度な室温と湿度の管理をしていくことによりインフルエンザ予防を行うのが治療すら行わなくても良くするための方法なのです。